活動報告

平成22年度(2010年度)

1.普及啓発事業

・情報化セミナー「ソーシャルメディアとデジタルコミュニケーションの未来」を開催しました。(参加者数:73名)
 日 時: 平成23年3月27日(日)16:00~17:30
 場 所: e-とぴあ・かがわ BBスクウェア
 講 師: デジタルハリウッド大学学長/工学博士 杉山 知之 氏
株式会社ヒマナイヌ代表/デジタルハリウッド大学院教授 川井 拓也 氏

 今回の情報化セミナーは、かがわ情報化推進協議会とe-とぴあ・かがわとの共同主催で開催いたしました。
 杉山氏からは、現在の世界にはコンピュータとそのネットワークが空気のように存在していること、また、それに至るまでの歴史をメインフレーム、PC、インターネット、クラウドといったキーワードでお話いただきました。
 クラウド化が進むと現在の形のPCが必要なくなり、スマートフォンやタブレット型コンピュータがPCにとって代わるというお話が印象的でした。
 川井氏は、講演内容を変更され、今回の東北地方太平洋沖地震の際、Twitterなどのソーシャルメディアを通して、どのような情報発信がなされてきたか、またソーシャルメディアをより有効に活用できるTwilog、インスタグラム、ツイートpic(※)などのサービス・アプリについて、ご自身の体験を交えながらお話くださいました。
 携帯電話を落とすと電話帳も失うことから他者とのコミュニケーションが取れなくなるが、ソーシャルメディアでは自分のIDとパスワードを覚えておくだけでソーシャルメディアを通してコミュニケーションがとれるという優位性があるということでした。
 現在、関心の高いソーシャルメディアをテーマとした講演で、参加者は非常に興味深く聞き入っており、有意義なセミナーとなりました。
 ※Twilog:Twitterのつぶやきをブログ形式で保存するサービス
  インスタグラム:写真の撮影・加工・共有が簡単にできるiPhoneアプリ
  ツイートpic:Twitterで写真やビデオを共有できるサービス

セミナーの模様1 セミナーの模様2



・情報化セミナー「ライフスタイルが変わる!スマートフォン活用講演会」を開催しました。(参加者数:125名)
 日 時: 平成23年3月2日(水)15:30~17:35
 場 所: リーガホテルゼスト高松「エメラルド」
 講 師: 株式会社NTTドコモ スマートフォン事業推進室 武田 出 氏
グーグル株式会社 エンタープライズ部門 コプジンスキー 麻衣子 氏
NECモバイリング株式会社 法人営業事業部 日紫喜 勝則 氏

 今回の講演会は、かがわ情報化推進協議会と四国情報通信懇談会との共同主催により、3名の講師をお招きし、開催しました。
 武田氏からは、「NTTドコモのスマートフォン戦略とビジネス利用について」と題し、スマートフォンの市場概要やドコモのスマートフォン普及に向けた取組み及び戦略等についてご説明いただきました。また、講演の最後にはスマートフォンのセキュリティに関するデモンストレーションを行っていただきました。
 コプジンスキー氏からは、「GoogleAppsではじめるクラウド」の演題で、クラウドとは何かについての説明、GoogleAppsを利用したビジネスシーン等についてご講演をいただき、日紫喜氏から、PCとスマートフォンを組合せたGoogleAppsの活用についてデモンストレーションがありました。
 現在、関心の高いスマートフォンとクラウドをテーマとする講演であり、会場は満席で、質問も多く出るなど大変有意義な講演会となりました。

セミナーの模様1 セミナーの模様2



・情報化体験イベント「クラウド&スマートフォン実技講習会 《ICTでスマートに仕事をこなす術》」を開催しました。(参加者数:16名)
 日 時: 平成23年3月2日(水)13:00~15:00
 場 所: e-とぴあ・かがわ クラスルームC
 講 師: NECモバイリング株式会社 法人営業事業部 日紫喜 勝則 氏
NECモバイリング株式会社 法人営業事業部 永田 大輔 氏
 今回の実技講習会は、かがわ情報化推進協議会と四国情報通信懇談会との共同主催で、両団体の会員向けに、ビジネスシーンにおけるスマートフォンとクラウドサービスの活用方法を身に付けていただくことを目的に開催しました。
 具体的には、GoogleAppsの主要機能及び、スマートフォンの活用方法等についての説明を受けた後、GalaxyTabとPCの実機を操作しながら、クラウドサービスであるGoogleAppsのメール作成、ドキュメント作成、置き忘れセキュリティ機能などを体験していただきました。
 参加者からは、GoogleサービスとPCとスマートフォンを連携させることで、いつでも、どこでも、どのメンバーとでも、共同作業できることに驚きの声が上がっていました。
 半数の参加者は既にスマートフォンを所有している方で、使いこなせていないとの思いで参加されたようです。スマートフォンはクラウドサービスとの併用により大きな可能性を秘めています。「活用してこそICTの真価がわかる」ことが実感できた大変有意義な実技講習会となりました。

セミナーの模様1 GalaxyTab操作



・情報化セミナー『「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」成果説明会』を開催しました。(参加者数:30名)
 日 時: 平成23年1月17日(月)15:30~16:40
 場 所: 香川県庁 本館12階 第5会議室
 講 師: 総務省 情報通信国際戦略局 技術政策課 研究推進室 課長補佐 中谷 純之 氏
 演 題: 「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発の研究成果および実証実験等での導入事例の紹介」
 資 料: セミナー資料(PDF 5.5MByte)

 今回の情報化セミナーは、総務省様が平成20年度より実施している委託研究「ユビキタス・プラットフォーム技術の研究開発」について、研究成果の普及展開を目的としたものです。
 セミナーでは、中谷氏から、ユビキタス技術がまだ十分に標準化されていないため目的・機能別にシステムがバラバラなこと、この課題を解決するために行った研究開発として、(1)情報処理のための共通プラットフォーム技術、(2)携帯電話と電子タグ読み書き機能を融合したユビキタス端末技術、(3)位置情報の統一的な管理技術についてご説明をいただきました。また、地域活性化につながる様々な活用例をご紹介いただきました。
 続いて、本研究開発の受託機関である、パナソニック システムネットワークス株式会社様、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ様が行った実証実験の概要を、実証実験で利用した端末の簡単なデモを交えながら、ご説明をいただきました。
 意見交換の時間では、ユビキタス社会のより一層の進展について等、参加者から多くの質問が出る有意義な成果説明会となりました。

セミナーの模様1 セミナーの模様2
エヌ・ティ・ティ・ドコモ様のユビキタス端末 パナソニック システムネットワークス様のユビキタス端末



・情報化セミナー「PC・スマートフォン×Google活用術」を開催しました。(参加者数:83名)
 日 時: 平成22年10月30日(土)13:30~15:00
 場 所: e-とぴあ・かがわ BBスクウェア
 講 師: プロデューサー/ITジャーナリスト/デジタルコンテンツマネジメント修士 松本 淳 氏
 演 題: 「PC・スマートフォン×Google活用術」

 今回の情報化セミナーは、e-とぴあ・かがわ、香川マルチメディアビジネスフォーラムとの共同主催で開催しました。
 講演では、松本氏から、ネット上で様々なアプリケーションやサービスを利活用するクラウドサービスと、急速に普及が進んでいるスマートフォンとの連携等についてお話を頂きました。
 具体的には、GoogleのGmail及びGoogleカレンダー、GoogleドキュメントといったGoogleのサービス等をPC、スマートフォンと連携することで、ビジネスやライフスタイルに役立つサービスを時間・場所に制約されることなく、有効活用できるといった内容でした。
 参加者は大変興味深く、熱心に聞き入っている様子で、質疑応答の時間では多くの質問が出るなど、大変有意義な講演会となりました。

セミナーの模様1 セミナーの模様2



・情報化体験イベント「ビスケットワークショップ」を開催しました。(参加者数:102名)
 日 時: 平成22年8月7日(土)、8日(日)10:30~17:00
 場 所: e-とぴあ・かがわ クラスルームB
 資 料: e-とぴあ・かがわサマーフェスティバル2010チラシ(PDF 0.6MByte)

 今回は、瀬戸内国際芸術際2010連携イベント「e-とぴあ・かがわサマーフェスティバル2010」において、ビスケット事務局様、e-とぴあ・かがわ様のご協力を得まして、「ビスケットワークショップ」を開催しました。
 ビスケットワークショップでは、小学生を中心とする参加者が、パソコンで絵を描き、絵の並べ方で絵を動かす画期的なビジュアルプログラミング言語「ビスケット」を使い、個々に描いた様々な海の生物を大きなスクリーンに泳がせ、参加者みんなで海の世界を作るなどしました。
 最初は子どもたちの様子を見ていただけの保護者の方々も、コンピュータを動かす仕組み、プログラムの楽しさに触れ、子どもたちと一緒になって取組んだりするなど、大変満足していただき、情報リテラシー教育の一助となりました。
 ■ビスケットのホームページはこちら
 ■子どもたちの作った作品はこちら

イベントの模様1 イベントの模様2
イベントの模様3 イベントの模様4



・情報化セミナー「プレーヤーの目から見た大学発ITベンチャーの実像」を開催しました。(参加者数:29名)
 日 時: 平成22年7月16日(金)14:00~15:20
 場 所: ネクスト香川 3階大会議室
 講 師: 株式会社情報基盤開発 代表取締役 鎌田 長明 氏
 演 題: 「プレーヤーの目から見た大学発ITベンチャーの実像」

 今回の情報化セミナーは、かがわ情報化推進協議会と香川マルチメディアビジネスフォーラムの共同主催で開催しました。
 講演では、鎌田氏が東大発のベンチャー企業である株式会社情報基盤開発を立ち上げるきっかけとなった、有名な起業家やお客様との出会い、成長のきっかけ等について、また、主要事業の一つである、AltPaperの開発に至るまでの取り組み、大学発ベンチャーとしてご苦労された点、工夫された点等について分かりやすくお話を頂きました。
 参加者は、大変興味深く聞き入っている様子で、たくさんの質問が出るなど、大変有意義な講演会となりました。

セミナーの模様1 セミナーの模様2



・近未来情報化講演会を開催しました。(参加者数:95名)
 日 時: 平成22年6月11日(月)16:00~17:15
 場 所: リーガホテルゼスト高松「エメラルド」
 講 師: 総務省 大臣官房審議官(情報流通行政局担当) 武井 俊幸 氏
 演 題: 「わが国におけるICT利活用の課題と展望」
 資 料: 講演会案内(PDF 0.2MByte)
講演会資料(GIF 1.7MByte)

 今回の講演では、日本のブロードバンド基盤が世界最高水準にありながら、ICTの利活用においては、他国と比較すると遅れをとっている現状を認識できました。
 また、今後のICT利活用を促進するための政策である、総務省が5月に発表した「原口ビジョンⅡ」や、同じく5月にIT戦略本部が策定した「新たな情報通信技術戦略」を聴講することができ、大変有意義な講演となりました。

講演会の模様



2.情報交流・情報提供事業

・情報交流会を開催しました。(参加者数:49名)
 日 時: 平成23年3月2日(水)17:40~19:00
 場 所: リーガホテルゼスト高松「翡翠」

 今回の情報交流会は、かがわ情報化推進協議会と四国情報通信懇談会との共同主催により、「ライフスタイルが変わる!スマートフォン活用講演会」終了後に、開催しました。
 参加者は、産業界から18社30名、学界から3名、自治体等から13名のほか、講演会講師の株式会社NTTドコモの武田様、グーグル株式会社のコプジンスキー様、NECモバイリング株式会社の日紫喜様にもご参加をいただきました。
 四国情報通信懇談会の会員様との新たな交流や、講演会では時間の関係でお伺いすることが出来なかった質問を講師にお尋ねするなど、和気藹々とした中にも活発な意見交換を行い、会員相互の交流を図ることができました。



・視察研修を実施しました。(参加者数:30名)
 日 時: 平成22年11月12日(金)8:00~18:40
 場 所: 愛媛県四国中央市・高知県津野町
・四国中央市 OpenOffice.org
・津野町 見守り・助け合い支援システム

 今回は、平成21年3月末までに全庁のパソコン約1,100台にOpenOffice.org(オープン オフィスドット オルグ)を導入し、また、小中学校の教育用パソコン約900台についても順次移行の検討を行うとしている「四国中央市」様を視察して参りました。
 また、少子高齢化が進展している中、平成19年から21年にかけて高齢者や児童などの見守り・助け合いシステムを構築し、地域ぐるみの支援活動を実現している「津野町」様を視察して参りました。
 OpenOffice.orgは、オフィス業務で必要なワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画、データベースなどの機能を統合したソフトウエアで、オープンソースで開発されているために無償で誰でも利用することができ、Microsoft Office ともある程度の互換性を持っています。
 四国中央市様は、OpenOffice.orgに移行することにより5年間で約3,300万円の経費削減を見込まれています。また、特定のソフトに依存しない国際標準の文書フォーマット「Open Document Format」(ODF)を採用することで、作成した公式文書を公開する際に住民が有償のオフィスソフトを購入しなくても閲覧できるようになり、住民サービスの向上につながると期待されています。他にもODFに対応することで、文書の長期利用が可能であるとされています。
 実際に導入や運用に携わっている担当者の方から生の声を伺うことができ、オフィスソフト移行の難しさを理解するととともに、移行にかける情熱が伝わってくる視察研修となりました。

四国中央市視察研修1 四国中央市視察研修2

 午後から訪問した津野町様は、高知県の中西部に位置する面積198.22Km2の自治体です。四国山地に抱えられた地域は急峻で、約90%が山林で占められ、農地や宅地の面積比率は低くなっています。人口は、平成22年4月1日現在で6,782人、65歳以上の高齢化率が37.0%と全国平均23.0%を上回る高齢化が進展しています。
 このような中、紙ベースの一人暮らし高齢者に関する個別情報台帳を電子化したうえで、各支援機関が保持している各種情報と共に一元的に管理・共有する「見守り・助け合い支援システム」を構築し、地域ぐるみの要援護者支援活動を実現されています。また電子メールによる「住民お知らせシステム」やICカードを活用した「児童の登下校管理システム」、SNSによる「地域コミュニティサイト」の構築により、将来にわたって安心して生活できる町づくりを目指されています。
 システム構築はもちろんですが、今回の視察では、見守り情報をまとめた「安心・安全見守り台帳」の作成や、地図に各種の見守り情報をマーキングする「五目マップ」作りなど、地域が一体となって協力する姿勢の重要性を勉強しました。
 どちらの視察先においても質疑応答が活発に行われ、それぞれ予定時間を10分以上もオーバーするなどたいへん充実した視察研修となりました。

津野町視察研修1 津野町視察研修2



・情報交流会を開催しました。(参加者数:58名)
 日 時: 平成22年6月11日(金)17:30~19:00
 場 所: リーガホテルゼスト高松「翡翠」

 今回の情報交流会は、産業界から28社41名、学界から5名、自治体等から11名のほか、近未来情報化講演会の講師を務めていただきました武井様にもご参加いただき、和気藹々とした中にも活発な意見交換を行うなど会員間の交流を図ることができました。



3.企画調整活動

・平成22年度総会を開催しました。(参加者数:75名)
 日 時: 平成22年6月11日(金)15:00~15:40
 場 所: リーガホテルゼスト高松「エメラルド」
 
 議 事
  1. 第1号議案 役員の選任について
     会長   川本 和明   香川大学名誉教授
     副会長   森 真佐男
     副会長   本田 道夫   香川大学経済学部教授
     監事   玉地 忠利   香川県町村会事務局長
     監事   白井 幹二   財団法人かがわ産業支援財団事務局長
    が選任されました。

  2. 第2号議案 平成21年度事業報告(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  3. 第3号議案 平成21年度収支決算報告(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  4. 第4号議案 協議会の今後のあり方(案)(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  5. 第5号議案 平成22年度事業計画(案)(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  6. 第6号議案 平成22年度収支予算(案)(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

 調査研究事業の成果報告
  平成21年度調査研究報告書「ブロードバンド利活用事例の調査研究」(PDF 4.5MByte)

総会の模様