活動報告

平成19年度(2007年度)

1.普及啓発事業

・情報化セミナー「若者未来塾~未来のユビキタス社会を生きる君たちへ~」を開催しました。(参加者数:53名)
 日 時: 平成19年11月7日(水)  9:45~10:35 授業体験
平成20年11月6日(木)10:55~12:10 講演会
平成20年11月6日(木)12:15~13:00 昼食会
 場 所: 香川県立高松桜井高等学校
 講 師: 東京大学名誉教授 月尾 嘉男 氏
 演 題: 「ユビキタス社会と未来創造」

 今回の情報化セミナーは、かがわ情報化推進協議会、香川マルチメディアビジネスフォーラム、香川県立高松桜井高等学校の3者共同主催で開催しました。
 最初に授業体験を行いましたが、これは高松桜井高等学校の創立記念行事の一環である公開授業週間にあわせて、かがわ情報化推進協議会や香川マルチメディアビジネスフォーラムの会員が、その時間、実際に行われている授業(22種類)について、参加者がそれぞれ希望する授業が行われている教室へ行き、生徒さんたちと一緒に授業を体験するというものです。参加者は、学生時代の頃を思い出し、生徒さんたちと一緒になって、英会話をしたり調理実習をしたりして大変楽しいひとときを過ごされていました。
 次の講演会では、東京大学名誉教授である月尾嘉男氏に、主に高松桜井高等学校の生徒さんへ向けて、「ユビキタス社会と未来創造」というテーマで講演をしていただきました。講演では、1980年代のニューメディア時代からマルチメディア時代、そして現在のユビキタス社会に至るまでの情報化の変遷や、現在のユビキタス社会においてWeb上での広告の価値が上がっていることから、今後就職する際のアドバイスについてまで生徒さんに分かるように丁寧に、また詳しくお話をしていただきました。そのため、終了後の質疑応答の際には、未来の情報化の様子から大学入試前の時期であったため受験勉強の仕方についてまで多岐にわたる質問が相次ぎましたが、それぞれの質問に対し丁寧にお答えいただき、大変好評のうちに終了となりました。

授業体験の様子(その1) 授業体験の様子(その2)
講演会の様子(その1) 講演会の様子(その2)



・情報化体験イベント「ロボット操縦体験」を開催しました。(参加者数:192名)
 日 時: 平成19年8月11日(土)、12日(日)11:00~17:00
 場 所: e-とぴあ・かがわ 5階
 資 料: e-とぴあ・かがわサマーフェスティバル案内(PDF 1.2MByte)

 今回のイベントでは、ヴイストン株式会社様、e-とぴあ・かがわ様のご協力を得まして、RB2000、Robovie-i、ROBONOVA-Iといった3種類のロボットを子供たちに自由に操縦していただきました。当日は、同会場4階にて、ロボプロ競技会「ロボアスリート」「ロボサッカー」が行われており、目の前で見学していたロボットを実際に操縦できるということで、多くの子供たちや保護者の皆様にロボット操作の実感を楽しんでいただきました。

ロボット達 PK戦(RB2000)の様子
RB2000とROBONOVA-I トコトコ相撲(Robovie-i)の様子



・近未来情報化講演会を開催しました。(参加者数:131名)
 日 時: 平成19年5月21日(月)15:45~17:15
 場 所: 全日空ホテルクレメント高松「玉藻」
 講 師: マイクロソフト株式会社 デベロッパー&プラットフォーム統括本部 戦略企画本部
Webプラットフォーム推進部 エバンジェリスト 鈴木 章太郎 氏
 演 題: 『Web2.0を超えて-Windows Vistaによる次世代Webエクスペリエンスの実現』
 副 題: ~Software Plus Services~
 資 料: 講演会案内(PDF 0.1MByte)
 今回の講演は、まずWeb2.0の概念やITを取り巻く状況の変化についてお話いただいた後に、マイクロソフト株式会社様が着目している次世代Webの構築に向けた技術革新"Software Plus Services"(ソフトウエアとサービスの融合によるシームレスなユーザ体験の提供)について、Windows Vistaを用いたデモを交えながらご講演していただきました。

熱弁を振るう鈴木氏その1 熱弁を振るう鈴木氏その2 デモの様子



2.情報交流・情報提供事業

・先進地視察研修を開催しました。(参加者数:14名)
 日 時: 平成19年10月29日(月)6:30~30日(火)20:00
 場 所: 大分県
・サッポロビール新九州工場
・財団法人ハイパーネットワーク社会研究所

 今回の先進地設視察研修は、1990年代前半には情報先進県として先進的な取り組みをされていた大分県のその後の取り組み状況や現在の状況を視察するため、当時より大分県内の地域情報化を推進し、県内自治体の支援をしておられる財団法人ハイパーネットワーク社会研究所様、および、大分県の内陸部である日田市にあるサッポロビール様の新九州工場について視察させていただきました。
 初日の29日(月)は、早朝6時30分より高松を貸切バスで出発し、途中、八幡浜から別府へはフェリーを乗り継ぎながら大分県へ行ってまいりました。
 大分県に入り、早速、別府温泉の硫黄の香りを嗅ぎながら、まずは別府ICより大分自動車道を通り、一路日田市へ。この大分自動車道をさらに数分西へ行けば、福岡県となる大分県北西部に位置する県境の市です。日田市は、江戸時代には西国郡代が置かれた天領として栄え、周囲を山々に囲まれた盆地に位置し、市の中心を日本三大暴れ川のひとつである筑後川の上流部にあたる三隈川が流れ、この三隈川に多くの川が注ぎ込む水郷であるからか林業や漁業のほか、酒造業が主な産業となっています。酒造業としては、麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類株式会社様の工場も立地していますが、今回はサッポロビール様の新九州工場を見学してきました。
 このサッポロビール様の新九州工場は、2000年3月に竣工し、敷地面積22万2000㎡、緑地面積7万3000㎡と共に北海道工場に次ぐ広大な工場であり、環境と共生する「ビヤフォレストサッポロ」と呼ばれる最新の工場です。また、この新九州工場のコンセプトは、「環境との共生」であり、九州屈指の水郷日田の名水を100%使って、おいしいビールをつくっています。原料の「水」を育んだ自然を守るためにリサイクル率100%の達成や省エネ活動など積極的に環境保全に努められており、品質マネージメントシステム(ISO9001)や環境マネージメントシステム(ISO14001)にも2001年4月に登録されています。
 到着後、早速、工場見学をさせていただきました。この日は、我々の他に老人会の団体や婦人会の団体のほか、国際交流関係の団体が同じく工場見学を希望しており、かなりの大人数での見学となりました。
 最初に、この新九州工場の概要からおいしいビールの注ぎ方までビデオでひととおり紹介を受けた後、工場を案内していただきました。残念ながら工場内は撮影禁止のため写真での紹介はできませんが、厳選された麦芽やホップ等の原料が、おいしいビールに変わるまでの工程―確かな技術と独自の製法、厳しい品質管理等の取り組み等―について様々な展示物があり、それを基に紹介していただきました。また100%リサイクルを達成するために、素材を約40種類に分類しており、割れた瓶や缶くずのリサイクルはもちろんのこと、ビール酵母から梱包材に至るまで全てがリサイクルされ、環境に非常に配慮された工場でした。

視察の模様(サッポロビール新九州工場)建物入り口付近 視察の模様(サッポロビール新九州工場)ビデオでの紹介前 視察の模様(サッポロビール新九州工場)最後に記念撮影

 2日目となる30日(火)は、いよいよ大分市にある財団法人ハイパーネットワーク社会研究所様を訪れます。我々の視察を歓迎するかのように(?)早朝より別府市内を中心に突き上げるような地震が散発していました。このような地震は火山地帯である別府ではたまにあるようで、現地の方たちは余り動揺することも無く平然とされていました。
 財団法人ハイパーネットワーク社会研究所様は、ハイパーネットワーク社会(ディジタル技術により高度に統合された情報処理及び情報通信を技術的な基盤として成立する高度情報ネットワーク社会)に関する調査及び研究、研究発表会等の開催、情報の収集及び提供等を行うことにより、ハイパーネットワーク社会の早期かつ健全な実現の推進を図り、もって我が国及び国際社会の発展と国民生活の向上に寄与することを目的に、総務省(旧:郵政省)および経済産業省(旧:通商産業省)の認可を得て、1993年3月29日に設立された財団法人であり、現在は「自治体におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」、「インターネットを活用する企業活動支援事業(情報モラル啓発事業)」などを通じたハイパーネットワーク社会に関する調査、研究及び情報提供のほか、大分県が構築する高速・大容量の光ファイバーによる幹線ネットワーク「豊の国ハイパーネットワーク」の利活用や地域イントラネットの構築、地域情報化構想の策定についての大分県内の市町村支援などを行っておられます。
 視察においては、まず大分県の情報化の現状とそれを通じて行うハイパーネットワーク社会研究所様の事業概要や取り組みについてご説明いただいた後、情報モラルの普及啓発のためにハイパーネットワーク社会研究所様が脚本から携わって制作されたビデオ(ショートドラマと解説)の一部を視聴いたしました。中小企業の情報管理責任者が対象とのことでありましたが、ターゲットを初心者に絞り込んでいるため、非常に分かりやすく作りこまれていました。現在、第2弾の初級者向けを作成中とのことであり、出だしを少し拝見せていただきましたが、完成が楽しみな出来映えでした。その後には、質疑応答に移りましたが、参加者が日頃セミナー等の企画広報業務に苦労しているからか、中小企業等への情報モラル・セキュリティの普及啓発を行う際の苦労話や秘訣等について活発な意見交換を行うことができました。最後には、ご多忙な中、合間を縫ってご調整いただいた宇都宮所長様が来られ、ご挨拶を賜り、大変有意義な視察研修を締めくくりました。

視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)森委員長の挨拶 視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)視察の様子(その1) 視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)視察の様子(その2)
視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)視察の様子(その3) 視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)質疑応答・意見交換 視察の模様(ハイパーネットワーク社会研究所)宇都宮所長のご挨拶



・近隣施設視察研修を開催しました。(参加者数:26名)
 日 時: 平成19年8月8日(水)9:50~16:00
 場 所: 協和化学工業株式会社及び株式会社ジェイテクト

 今回の近隣施設視察研修は、医療用緩下剤の製造において原料から最終製品まで一環生産する体制を整えられている協和化学工業株式会社様、および、自動車用の円すいころ軸受けの製造において世界一の規模の工場である株式会社ジェイテクト様の香川工場を見学させていただきました。
 協和化学工業株式会社様は、昭和22年4月に塩業の副産物である苦汁を原料とした酸化マグネシウム製造を開始し、以後、医療用制酸剤、プラスチック添加剤の開発により業容を拡大してこられ、今年に入り稼動した「高松東ファクトリーパーク」内の新工場では、従来外注していた錠剤化の工程を内製化したことにより、原料から最終製品まで一貫生産する体制を整えて需要拡大に備えておられます。
 当日は、この「高松東ファクトリーパーク」内の新工場(医薬製剤事業所)を見学させていただきました。
 見学は、協和化学工業株式会社様の会社概要や製品の紹介(マグミット錠)、品質保証体制のご説明をしていただいた後、工場内を案内していただき、マグミット錠の錠剤化工程や包装工程、自動倉庫の様子について見学させていただきました。

視察の模様(協和化学工業株式会社)森委員長の挨拶 視察の模様(協和化学工業株式会社)深川所長のご挨拶
視察の模様(協和化学工業株式会社)質問に対しての丁寧なご回答 視察の模様(協和化学工業株式会社)工場見学させていただいた製剤棟の外観

 午後から訪問させていただいた株式会社ジェイテクト様は、昨年(平成18年)1月に光洋精工株式会社と豊田工機株式会社が合併し誕生した会社で、ステアリングシステム、駆動系部品、軸受、工作機械・メカトロニクスの製造をしておられ、その中でも自動車用のエンジンやミッションなどで用いられる円すいころ軸受け(テーパーローラーベアリング)の製造においては世界第2位のシェアを誇っておられます。今回見学させていただいた香川工場は、ここだけで世界全体の12.5%分を製造しておられることから、まさしく世界一の円すいころ軸受け工場です。
 見学は、株式会社ジェイテクト様の会社概要や香川工場の概要を説明していただいた後、昨年12月に完成した第3工場(最新の円すいころ軸受け製造工程)を案内していただき、円すいころ軸受けの部品である“ころ”および“内輪”の研削工程や円すいころ軸受けの組立工程を見学させていただきました。

視察の模様(株式会社ジェイテクト)荒木工場長のご挨拶 視察の模様(株式会社ジェイテクト)森委員長の挨拶
視察の模様(株式会社ジェイテクト)円すいころ軸受け製造工程のご説明 視察の模様(株式会社ジェイテクト)第3工場見学後の様子



・情報交流会を開催しました。(参加者数:74名)
 日 時: 平成19年5月21日(月)17:30~19:00
 場 所: 全日空ホテルクレメント高松「玉藻」

 今回の情報交流会は、産業界から40社60名、学界から5名、自治体から9名が参加し、活発な意見交換を行うなど会員間の交流を図ることができました。

交流会の模様その1 交流会の模様その2



3.企画調整活動

・平成19年度総会を開催しました。(参加者数:101名)
 日 時: 平成19年5月21日(月)15:00~15:20
 場 所: 全日空ホテルクレメント高松「玉藻」
 
 議 事
  1. 第1号議案 平成18年度事業報告(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  2. 第2号議案 平成18年度収支決算報告(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  3. 第3号議案 平成19年度事業計画(案)(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

  4. 第4号議案 平成19年度収支予算(案)(PDF 0.1MByte)について
    原案どおり承認されました。

総会の模様その1 総会の模様その2